著者・編集 | 著者:袁行ペイ 訳者:佐竹保子 |
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発売日 | 2022/03/30 |
ISBNコード | 978-4-902769-91-3 |
体裁 | A5判・261頁 |
価格 | 定価3,375 円 (税込・送料別) |
陶淵明および彼の詩文と事跡は、中国の古代絵画によく見かける題材である。陶淵明を題材とするこうした絵画を考察すれば、我々は画家の心にある陶淵明の影像を見ることができ、ひいては、中国文化の記号の一つとしての陶淵明が体現している中国の文人が人生に求めていることや、その美学上の理想、およびそれらが産みだす広範な影響について、探究することができる。陶淵明を物語ることはすでにある文化への帰属を代表し、ある身分への同一化を示し、ある態度への選択を表明する。
目次より
序言
宋代以前の陶淵明に関する絵画
宋人の絵筆における陶淵明
元人の画いた陶淵明
明人の絵筆における陶淵明の変化
明末清初の遺民の絵筆における陶淵明
「桃花源記」をテーマとする作品
結論
付録1 和陶詩とその文化的意味を論ず
付録2 「帰去来の辞」「桃花源記」
発行所:(株)尚斯国際出版社
発売元:(株)日本出版制作センター