著者・編集 | 「史話」編集委員会編著、福井ゆり子・森田六朗訳 |
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発売日 | 2022/12/31 |
ISBNコード | 978-4-902769-97-5 |
体裁 | B6版221頁 |
価格 | 定価1,540 円 (税込・送料別) |
『中国文化史話』中国の学識者たちの手による中国文化の歴史を俯瞰するシリーズ。
豊富な図版と平易な文章でハンディサイズの気軽な入門書として最適でありながら、
中国独自の視点を活かした読み応えのあるシリーズとなっている。
「(2)大河文明編 辺塞編 敦煌 長城」では、
東西文明の交差点である敦煌と、世界最大の建造物でもある長城の魅力を紹介。
敦煌
敦煌は中国と西洋の文化が交わる重要な拠点であり、
隋唐時代以降、敦煌はずっと中国と外国との経済・文化交流の重要な地域として、
さまざまな異なる文化がここに多彩に集まり、衝突・融合してきた。
次々にやって来た諸外国の探検隊が、この伝説的な文化の宝庫に魅了され、
世界的な敦煌学を誕生させた。
本書はその敦煌の歴史・地理・文化・芸術および文化交流史を解説し、敦煌の異質な魅力を伝える。
長城
長城は農耕民族と遊牧民族という南北両勢力の境界線として機能し、中原地域の農業経済を守ってきた。
中国の歴史の過程に計り知れない影響を与えてきた一方、その物語には数々の人間ドラマが内包されている。
本書は紀元前から明・清におよぶ長城建設の歴史を、
政治・経済・地理・文化・建築技術などの面から図版を入れて分かりやすく紹介し、
各種建造物の役割や長城にまつわるエピソードなどを解説。
長城に行ったことのある人も、これから行く人も、その驚くべき歴史物語を堪能するであろう。